AMR活用を想定
ロボットメーカーのFUJI(愛知県知立市)は8月22日、AMR(自律搬送ロボット)を活用したソリューションを展開している中国のStandard Robots(スタンダード・ロボッツ)と、工場の自動化・スマート化促進で連携を強化すると発表した。
両社はこれまでに協業を進めており、スマートファクトリーの実現に向け、両社の技術を活かしたソリューション開発に取り組んでいる。FUJIが2016年7月に立ち上げたスマートファクトリー共創アライアンスにもStandard Robotsが参加している。
今年3月に中国・上海で開催された展示会「productronica China 2025」では、FUJIブース内でStandard RobotsのAMRがFUJIの電子部品実装ロボット「NXTR Aモデル」へ部品補給用マガジンを自動搬送するデモンストレーションを実施した。
同社のAMRを既に採用している工場でも、FUJIの実装システムとの接続に向けた実証実験を重ねている。
「productronica China 2025」会場でStandard RobotsのAMR「Oasis-300E」が、FUJIの実装機NXTR Aモデルに部品補給用マガジンを搬送する様子(FUJI提供)
現在、日本国内でもStandard Robotsとの連携ソリューションの提供に向けた準備を進めており、実現すればスマートファクトリー導入時のAMRソリューションの選択肢が広がると想定している。
(藤原秀行)