26~27年に段階的に稼働開始
フェデラル エクスプレス(フェデックス)は8月25日、成田国際空港に配置しているゲートウェイ施設を拡張・機能強化すると発表した。輸送能力を高め、東日本エリアの顧客の多様な物流ニーズにより的確かつ迅速に対応するのが狙い。
新たなゲートウェイ施設は現在のおよそ2倍の規模となる約8500㎡で、2棟の建物で構成する予定。第1貨物ビル内の施設にはより高性能な仕分けシステムを新たに導入し、越境ECによる小包などの仕分け作業を手掛ける。
第3貨物ビル内の施設は、大型・重量貨物専用の施設に改装。輸出入貨物の取り扱いや航空機への搭載準備、トラックへの積み込み・荷降ろし作業を円滑に行うためのスペースを持つ。
フェデックスは2026年後半から27年にかけて段階的に新施設を稼働させる予定。
フェデックスの成田の取扱貨物数は24年に前年比約4.5%、19年比では約25%の伸びを示している。今後も滑走路の新設・延伸などで取り扱いが増えると見込まれるのに対応する。
(藤原秀行)