ラサール、オポチュニスティック・ファンドで3100億円超を調達

ラサール、オポチュニスティック・ファンドで3100億円超を調達

アジア太平洋の主要都市対象

ラサール インベストメント マネージメントは9月8日、投資ファンド「LaSalle Asia Opportunity VI」(LAO VI)で、当初の設定目標15億ドル(約2100億円)を超え、私募ファンドと共同投資プログラムも含めて22億ドル(約3100億円)を上回る資金を調達したと発表した。

国際的な機関投資家から確保した運用資金は70億ドル(約9800億円)超の投資資金に相当する。

LAO VI はラサールがアジア太平洋地域に対して設定したクローズドエンド型オポチュニスティック・ファンド(元本無保証のファンドのうち、投資対象が限定されていない高リスクなファンド)の第6号。LAO VI は先行ファンドのアプローチを踏襲し、オーストラリア、中国、香港、日本、韓国、シンガポールを含むアジア太平洋地域の主要市場における不動産アセットの再構築と再開発を通じて、割安かつ付加価値を創出できるアセットから利益を上げることを目指している。

これまでのところ運用資金の約25%を多角的なポートフォリオに投資している。LaSalle Asia Opportunity Fund シリーズは、現時点で130億ドル(約1兆8200億円)以上のアセットに投資している。同シリーズのファンドが過去10年で獲得したアセット・リターンの平均は、目標とする手数料控除後の内部収益率18%を上回っている。

(藤原秀行)

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