新築に加え、既存物件でも利用拡大目指す
マンション管理のライフポート西洋(東京都千代田区九段南)とライナフは8月26日、ライフポート西洋が8月1日から管理を担当しているマンションに対し、オートロック付きマンションでも専用システムを使い配送事業者が置き配できるようにするライナフのサービス「スマート置き配」の導入提案を順次始めたと発表した。
「スマート置き配」を取り入れた物件は入館権限を持つ配達員がデジタルキーを活用し、共用エントランスの鍵を安全に解錠、各住戸の玄関前で荷物を「置き配」できる。再配達の削減や居住者の利便性向上を図るとともに、宅配に関するトラブルの軽減によって管理業務の効率化にも寄与できると見込む。
全国で約1500の管理組合から管理を請け負ってきた実績を持つライフポート西洋は、これまで新築物件を中心に約150棟で「スマート置き配」を導入してきた。さらに取り組みを強化し、既存物件にも利用を働き掛けていくことにした。
(藤原秀行)