日本含む全理事国が賛成し決定
国際海事機関(IMO)は7月18日、英ロンドンで開いた理事会で、中東のホルムズ海峡付近で日本の船舶を含むタンカーが攻撃を受けたことなどを非難するとともに、海運会社に対して同海峡付近を運航する船舶の安全対策を適切に講じるよう求めることを決定した。
国交省に寄れば、理事会では5月に発生したアラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラ沖での民間船舶4隻への破壊行為と、6 月に起きたホルムズ海峡付近での船舶への攻撃について非難。
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その上で、海運会社などに適切な安全対策を常に行う必要性と重要性を喚起するとともに、当該海域を航行する船舶の安全面でのリスクが高まっているとして必要な措置を取る必要性を強調することを、日本を含む全理事国の賛成で決めた。
(藤原秀行)