グループの物流・物販サービスと連携、成長促進図る
西日本鉄道は9月8日、中小・中堅企業への投資を手掛けるベーシック・キャピタル・マネジメントが運営しているファンドや個人株主から、農業資材の販売を担っているヒノマルホールディングス(HD、東京都中央区京橋)を買収すると発表した。
発行済み株式の99%を取得し、10月1日付で子会社化するとともに、年内をめどに完全子会社化したい考え。株式取得額は開示していない。
ヒノマルHD傘下の事業会社ヒノマル(熊本市)は九州に地盤を置き、肥料や農薬、園芸資材などの卸事業を展開している。
ヒノマルHDを傘下に収め、西鉄グループで手掛けている物流サービスやスーパーマーケットなどの物販サービスと連携しながら、九州の農業支援と卸事業の成長促進を図る。
(藤原秀行)