宇都宮支店は警戒メール配信など独自策も
アサヒロジは9月12日、自社グループと協力会社の従業員の就労環境向上のため、熱中症対策強化の一環として、現場の希望者に空調服を配布したと発表した。
政府が6月、条件に該当する企業に熱中症対策を義務化したこともあり、酷暑が続く中、より対策を拡充することで現場の安全を守るのが狙い。
7月25日から全国の事業所で働く作業員・ドライバーを対象にヒアリングを実施し、希望者に計1294着の空調服を配った。
空調服は事業所のニーズに応じて6種類を導入。胸元のスイッチで操作できるタイプや蛍光色の生地を採用し、上から蛍光ベストを着用する必要がないタイプなどバラエティに富んでいる。事業所からの要望を受け、空調ファンの位置を真横に変更したモデルも取り入れており、現場からは「涼しい」と好評を得ているという。
また、栃木県の宇都宮支店は独自の取り組みとして、現場巡視を担う管理職2人が「暑さ指数(WBGT)」の測定器を携帯し、アラートを確認しながら作業員への声掛けを実施している。
測定器が熱中症警戒レベルに達した際には、支店全体にリアルタイムで警戒メールを配信し注意喚起。明確な基準を用いて危険度を迅速に共有することで、職場全体で熱中症予防を促進している。
この他にも、シーリングファンの設置やスポーツ飲料・塩あめの配布など、暑い夏を安全に乗り越えるための多面的な取り組みを継続しているという。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用