物流インフラ活用し神奈川・静岡・山梨3県カバー、消費者開拓図る
「無印良品」を展開している良品計画は9月16日、生活協同組合ユーコープ(横浜市)に商品供給を開始すると発表した。
ユーコープの宅配サービスで専用のカタログを配布、9月22日に注文の受け付けを始める。ユーコープが商品を供給する神奈川、静岡、山梨3県の宅配組合員約50万人が無印良品の商品を購入できるようになる。
生活協同組合ユーコープの在庫型物流インフラを活用することにより、注文の翌週に配送できると見込む。
無印良品の生活協同組合への商品供給は2018年6月にコープこうべ(神戸市)でスタート。今回のユーコープへの商品供給で7地域に拡大する。
良品計画は、ユーコープがカバーしている3県の地域に商品供給を行うことで、当該地域の中山間地域など、無印良品の店舗が出店できていない地域の消費者にも日常雑貨品などを届けられるようにする。
ユーコープは無印良品の商品を取り扱うことで、既存ユーザーの商品の選択肢を増やし、満足度向上と若年層の新規ユーザー層獲得を目指す。
まず生活の基本となるスキンケア用品や靴下、タオル類、調理小物など約70アイテムを販売する予定、今後、ラインナップを拡大する。
(藤原秀行)※いずれも良品計画提供