東京・瑞穂町とジョイフル本田&IHI&JAL、廃食用油回収と環境負荷低い航空燃料SAFへの再利用で連携

東京・瑞穂町とジョイフル本田&IHI&JAL、廃食用油回収と環境負荷低い航空燃料SAFへの再利用で連携

回収ボックス設置など、航空エンジンの運転試験にも活用想定

東京都瑞穂町とジョイフル本田、IHI、日本航空(JAL)の4社は9月17日、温室効果ガス排出量の削減を図るため、家庭から出る廃食用油を回収し、製造工場で製品化した環境負荷の低い持続可能な航空燃料SAFなどを活用するための連携協定を9月14日付で締結したと発表した。

4社は自治体と民間企業の協働で取り組むのは多摩地区で初めてと説明している。



協定はSAF製造に向け、同町内の家庭で出る廃食用油の回収ボックス設置などで連携。SAFの航空燃料としての活用は、JALで飛行機に使うほか、同町のIHI瑞穂工場で実施する航空エンジンの運転試験にも充てることを想定している。

さらに、将来は瑞穂町やジョイフル本田瑞穂店で活用していくことも検討する。ジョイフル本田瑞穂店店頭に廃食用油の回収ボックスを設置することを念頭に置いている。

回収ボックスや廃食用油を入れるリターナルボトルの製造に関しては、企業の協力により町の財政負担は発生しないという。


廃食用油回収ボトル・回収ボックス(4者提供)

(藤原秀行)

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