ヤマトが集配車両4.6万台のドライブレコーダー刷新、1日の運転状況を可視化

ヤマトが集配車両4.6万台のドライブレコーダー刷新、1日の運転状況を可視化

映像とレーダーチャートで振り返り、ドライバーの気付きと成長支援

ヤマト運輸は9月18日、全国約4.6万台の集配車両に搭載しているドライブレコーダー(ドラレコ)を10月1日以降、順次刷新すると発表した。

運転中の映像がタブレットなどで随時確認できるようになり、1日の運転状況がレーダーチャートで運転日報に可視化。乗務後点呼時に映像とレーダーチャートを用いて振り返ることで、ドライバーが自身の運転特性や改善点に気付き、日々の安全運転に生かせるようになると見込む。



運転データを活用した安全教育をより一層強化し、輸送における安全性向上につなげたい考え。

刷新後のドラレコは、急アクセルや急ブレーキなどの動作を検知すると、音声で注意喚起し、運転中の映像を自動的にクラウドへアップロードする。並行して運転日報にも記録する。

外向きカメラが速度標識や一時停止標識を認識することで、速度超過や一時不停止を検知。一時停止ができていることを示す「一時停止地点」など、安全な運転ができている動作も運転日報で確認できるようになる。

内向きカメラがセールスドライバーの顔の動きから眠気の疑いを検知する。運転中の映像は、指定動作が発生した際の自動アップロードに加え、日時や走行軌跡から位置を指定して、随時タブレットなどで確認することもできるようになる。

また、1日の運転状況を「一時停止遵守」「危険運転」「運転集中度」「焦り運転」「エコ運転」の5つのテーマで運転日報にレーダーチャートで表示し、安全意識と運転技術を可視化。運転状況は、過去1カ月の平均値も確認でき、改善状況を比較することが可能になる。


運転状況を振り返るレーダーチャート




指定動作を記録した運転映像

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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