国内161事例目
環境省と東京都は9月18日、東京港の青海ふ頭で9月16日に見つかったアリ約470個体に関し、専門家による同定の結果、強い毒を持ち刺されるとやけどのような激しい痛みに襲われ、アレルギー反応で死に至ることもある南米原産の特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)であることを確認したと発表した。
環境省が毎年実施している定期的な全国港湾調査で発見した。
2017年6月に国内で初めて確認して以降、これで19都道府県・161事例に達した。
9月16日の調査の際、調査を手掛ける事業者がコンテナヤード上の2カ所で存在を確認したため、確認場所の周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置し、環境省が専門家に同定を依頼していた。
環境省と東京都は、見つけた場合は素手で捕まえたり触ったりしないよう注意を呼び掛けている。
(藤原秀行)