市役所などで廃食用油回収、原料確保に協力
日揮ホールディングス(HD)とレボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYの3社は9月26日、茨城県鹿嶋市と、環境負荷の低い航空燃料SAFの原料となる使用済み食用油の回収で協力すると発表した。
4者が同日付で「持続可能な航空燃料の普及促進に関する連携と協力に関する協定」を締結した。
鹿嶋市は家庭などで発生する廃食用油を原料とするSAFを用いて航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクト「Fry to Fly Project」に同日、参加した。
協定に基づき、10月1日に鹿嶋市役所や大野出張所、各地区公民館など市の施設13カ所で家庭から出る廃食用油の回収を開始。鹿嶋市立衛生センターを集積地点としてSAFに再利用する。
市内の小中学校向け給食センターから、年間約5000リットルの廃食用油が発生しており、2026年度以降、SAFの原料として提供する方向で調整する。
併せて、市民へのSAFに関する情報を提供したり、市が実施する授業・講義メニューの一環でSAFへの再資源化に関する内容を小学校・中学校で教育したりすることも予定している。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用