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OKI、ドローンの安全性確保を目指した電波干渉回避技術の実証実験を実施

OKI、ドローンの安全性確保を目指した電波干渉回避技術の実証実験を実施

室蘭工業大や日立国際電気と連携、都市部上空の飛行実現後押し目指す

OKIは3月29日、室蘭工業大(北海道室蘭市)、日立国際電気と共同で、都市部でドローン(無人飛行機)が安全に飛行するための電波干渉回避技術の実証実験を実施したと発表した。

実験は総務省の研究開発事業の一環として1月21日から2月26日までOKIのテストコース(埼玉県本庄市)で行った。飛行中のドローンが地上から発射されている電波の方向を高精度で推定することに成功した。

政府は2022年度に、市街地上空で操縦者から目の届かない遠距離をドローンが自律飛行する「レベル4」の実現を目指している。OKIなどはレベル4開始をにらみ、干渉回避技術を早期に実用化したい考え。ドローン物流などの実現を後押しするとともに、周波数の有効活用にも貢献を図る。

OKIは小型無人航空機が利用する電波の到来方向を、飛行中のドローンから動的に精度良く推定する技術(電波環境の動的空間検知技術)を開発、同技術を用いた無線装置を試作した。今回の実証実験はこの無線装置をドローンに搭載し、橋梁などインフラ構造物の維持管理にドローンを利用している想定で実施。

無線装置を搭載したドローンを約5メートル上空で飛行させ、検証した結果、地上からの電波発射に対し、その到来方向を高い精度で推定するとともに、機体の揺れなどによる姿勢の変化にも追従できていることを確認した。

今回の結果を踏まえ、ドローンの使用電波が他のシステムに干渉を与えないよう制御できる技術を確立、無線装置の小型化・低消費電力化を進める。今後はテストコースでETCシステムが近くに設置されている実運用シーンを想定した実証実験などを行う計画。


テストコースでの実証実験の様子(OKI提供)

(藤原秀行)

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