パーソルクロステクノロジー、滋賀・甲賀でロボット活用した配送サービス自動化の実証へ

パーソルクロステクノロジー、滋賀・甲賀でロボット活用した配送サービス自動化の実証へ

市やJA、地元物流企業と連携、まず弁当や食品取り扱い

人材サービス大手パーソルグループでテクノロジーソリューション事業を手がけるパーソルクロステクノロジーは10月2日、滋賀県甲賀市、甲賀農業協同組合(JAこうか)、手原産業倉庫とロボットを活用した配送サービス自動化のと実証実験を行うと発表した。

4者で基本合意書を締結した。低速・小型ロボットは政府が2023年4月に公道走行を解禁しており、ロボットを駆使して地域の物流機能維持と市民サービスの維持・拡充を目指す。



4者は「新たなインフラとしての、配送ロボットを活用したラストマイル配送サービス」の社会実装実現を目指す。パーソルクロステクノロジーが活用するロボットの選定や運行管理などを担当。JAこうかは弁当や食品などを運んでもらう荷主として参画し、地域拠点を提供する。手原産業倉庫は物流の専門知識を活かし、現地支援やロボットトラブルの駆けつけ対応を担う。甲賀市は住民自治組織との連携による実証フィールドの提供、市民サービス拡充に向けた検討を実施する。

当初はJAこうかグループの法人向け弁当や食料品の配送から小規模にスタートし、将来は個人宅配、農産物・日用品・酒類の配送に広げるとともに、ロボットを地域の見守り監視や防災アナウンス、広告媒体などにも使えるようにしたい考え。

(藤原秀行)※いずれもパーソルクロステクノロジー提供

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