トランスコスモス、「物流2024年問題」と物流2法への対応支援する統括管理者向けサービス拡大

トランスコスモス、「物流2024年問題」と物流2法への対応支援する統括管理者向けサービス拡大

コストや運送実績などを可視化・最適化

トランスコスモスは10月28日、「物流2024年問題」や2026年4月の改正物流2法(貨物自動車運送事業法、流通業務総合効率化法)施行をにらみ、2024年7月から提供している物流コスト最適化サービスの機能を拡充した物流DXソリューション「trans-logiManager」を新たに始めると発表した。

ドライバーの労働時間管理や中長期計画・定期報告の作成支援など、一定規模以上の荷主企業に設置が義務付けられる物流統括管理者(CLO)に求められる機能を可視化し、情報集約と各種サービスを月額40万円から提供する。



具体的には、物流情報分析ツールの提供と、物流情報分析/レポートの作成、CLO支援改善コンサルティングで構成。このうち物流情報分析ツールは異なる物流関連情報(受注・販売・運賃請求)を統合・可視化・分析する。

ERP(統合基幹業務システム)や社内システムで管理される販売(受注・売上)データと物流(出荷・配送コスト)データを収集し、取引先や商品、物流業者別の月ごとの推移・割合、増減傾向を把握できるようサポートする。

さらに、月別の輸送実績情報を集め、輸送手段、輸送内容別に表示。物流業者、輸送手段、配送先別に重量や距離、積載率を集計し、輸配送回数やCO2排出量の推移把握を後押しする。

また、蓄積された物流関連情報を分析し、傾向や課題などの定型レポートを定期的に作成・提供する。


レポートのイメージ(トランスコスモス提供)

2026年春には、需給・在庫最適化を支援する「trans-scManager」のリリースも予定している。



(藤原秀行)

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