三菱HCキャピタルリアルティなど参加
ESRは10月30日、国内の主要大手投資家7社と、ESRが手掛けた大阪府藤井寺市の大型物流施設「レッドウッド藤井寺ディストリビューションセンター」(RW藤井寺DC)を対象とした国内ファンドを組成したと発表した。
ファンド設立には三菱HCキャピタルリアルティ、ダイビル、リコーリース、大成有楽不動産、第一リース、小田急不動産と社名を開示していない1社が名を連ね、今年9月に契約を締結した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が私募取扱業者を務めた。
出資総額は150億円で、銀行融資を含めるとファンド規模は約600億円。運用期間は5年間の予定。ESRが国内投資家とファンドを組むのは兵庫県の「ESR尼崎ディストリビューションセンター」に続いて3件目。
「RW藤井寺DC」は17年3月に竣工した地上5階建て、ダブルランプ形式のマルチテナント型物流施設。延床面積は17万7559㎡(5万3711坪)。
4つの高速道路(西名阪自動車道・阪神高速・近畿自動車道・阪和自動車道)が合流する松原JCTが至近で、それぞれ最寄りのICから1.5~2.5㎞内に位置。関西一円をカバーできる立地と説明している。
敷地内でヤギを飼育して雑草を食べてもらい、CO2削減を図るなどユニークな活動を行っている。
(藤原秀行)


