ネスレ日本と昭和産業、トラックの積載効率高める「ラウンド輸送」開始

ネスレ日本と昭和産業、トラックの積載効率高める「ラウンド輸送」開始

「ネスカフェ」など飲料製品と食品原料を組み合わせ、使用台数半減見込む

ネスレ日本と昭和産業の両社は11月17日、双方の商品を往路と復路で組み合わせてトラックの積載効率を高める「ラウンド輸送」を今年10月に始めたと発表した。

同一のトラックで往路は「ネスカフェ ボトルコーヒー」などの飲料製品、復路は小麦粉などの食品原料製品をそれぞれ取り扱い、ラウンド輸送を週3回運行して空荷の走行を減らしている。




ネスレ日本 島田工場(静岡県島田市)で荷積みする様子

具体的なルートは、往路にネスレ日本の島田工場(静岡県島田市)から千葉の倉庫に「ネスカフェ ボトルコーヒー」などの飲料製品を届けた後、復路に昭和産業の鹿島工場(茨城県神栖市)から小麦粉などの食品原料製品を静岡の営業倉庫に配送する。

ラウンド輸送の展開で当該区間のトラック使用台数を従来比約50%削減できると見込む。


両社の「ラウンド輸送」イメージ

両社は今後、ラウンド輸送の対象地域拡大や、より幅広い領域での物流連携を検討する。

(藤原秀行)※いずれも両社提供

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