グリッド、鉄道分野の輸送計画業務最適化AIで機能拡張へ

グリッド、鉄道分野の輸送計画業務最適化AIで機能拡張へ

自動読み取り機能採用、入力データの準備作業効率化図る

グリッドは11月19日、鉄道分野向けにAIを活用して輸送計画の業務最適化を支援するソリューション「ReNom Railway」(リノーム・レイルウェイ)に関し、新たな機能拡張の開発に着手したと発表した。

計画立案プロセスの前段階となるデータ準備を自動化・統合する仕組みを導入し、入力データ処理から最適化までの一連のプロセスをAIが支援できるようにするのが柱。



さらに、乗務員運用計画の最適化を新たなカテゴリとして追加し、鉄道輸送全体の高度な最適化を図る。アップデート機能の開発完了は2026年10月ごろを目標に設定している。


ReNom Railway全体イメージ(グリッド提供)

具体的には、AI-OCR(AIを活用した文字読み取り技術)による入力データの自動化・効率化を想定。ダイヤ情報や作業指示書、運行記録など、計画立案に必要な多様なデータをAIが自動で読み取り・構造化できるようにする。

これまで人手で行っていた入力データの準備作業を効率化し、計画立案までのプロセスを大幅に短縮するのが狙い。

また、列車遅延や設備トラブルといった不確実なシナリオをAIが自動生成し、最適化計画にインプットすることで、現実的かつ柔軟な運行計画立案を後押しする。

さらに、既存の「車両運用計画」「構内作業計画」に加え、新たに「乗務員運用計画」の最適化機能を搭載。 AIが乗務の負荷を平準化しながら、労働基準を満たしつつ乗務パターン数を最小化する、最適な行路パターンおよび交番計画を自動で作成できるようにする。乗務員運用計画作成の自動化によって計画作成に要する作業時間を削減し、最適化で労働環境の改善にもつなげる。



(藤原秀行)

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