Mujin、最大毎時1400ケース処理可能な「単載パレタイザー」発売

Mujin、最大毎時1400ケース処理可能な「単載パレタイザー」発売

独自制御OS搭載プロジェクトの第1弾、ユーザーが構築・運用可能に

Mujinは11月20日、独自に開発した生産・物流現場の自動化機器を制御するOS(基本ソフト)を搭載した「MujinOSプロダクト」の第1弾「Mujin単載パレタイザー」を発売したと発表した。

高度な自動化とDX運用を、ユーザー自身が構築・運用できるように体系化した次世代モデルと位置付けている。



新製品は30分で稼働を開始させられるという。Mujinが提供するWebUI(ブラウザ)上で、レイアウト・構成・ワーク情報・積載パターンを登録すればセットアップが完了。プログラミングやティーチングは一切不要で、専門人員がいない現場でも、短時間でシステムを立ち上げられるよう配慮している。

毎時最大1400ケースを処理できると想定。MujinOSの独自アルゴリズムにより、ロボット動作の最適軌道を自動生成し、登録済みの積み付けパターンに基づいて、最適な積付順序と軌道を自動で決定する。

複数個取りにも対応し、動作も完全自動生成する。

また、レイアウトやワーク、積み付けパターンの変更・追加を、ユーザー自身がブラウザ上で簡単に済ませ、データとして保管できるため、経験豊富なプログラマーがいなくてもオペレーションを継続できる。

Mujin単載パレタイザーはユーザー側で数分以内に設定変更を終えられると見込んでいる。現場の変化に即応できる柔軟性を備えるよう工夫している。

(藤原秀行)※いずれもMujin提供

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