時間貸し駐車場を一時転換、渋滞回避し円滑な交通確保目指す
※国交省などが実施を正式発表したので、内容を一部差し替えました
国土交通省などは7月29日、東京・霞が関で「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関する駐車場対策協議会」の第2回会合を開いた。
大会期間中の渋滞を回避し円滑な交通を確保するため、物流事業者など向けに、会場の新国立競技場周辺で時間貸し駐車場の一部を予約専用駐車場に転換する実証実験を今年8月10日に行うことを提案、了承した。国交省や都などは7月30日、実施を正式に発表した。
発表によれば、実験には時間貸し駐車場大手のタイムズ24、駐車場綜合研究所、三井不動産リアルティ、日本パーキングがそれぞれ参加。新国立競技場周辺の千駄ヶ谷や北青山、信濃町などのエリアで4社が展開している計12カ所、53台分の駐車場を対象に実施する。
専用の予約システムを立ち上げ、利用者は1回ごとにインターネット経由で予約、クレジット決済する予定。協議会では、8月の実験に加え、今年秋にもイベントなどで同様の実験を行い、利用状況と課題を見極め、大会本番に備えたい考えだ。
協議会は国交省のほか、警察庁や東京都、五輪の大会組織委員会、駐車場事業者団体などの担当者で構成している。
(藤原秀行)