医薬品や半導体部品など保管可能な定温・保冷倉庫を計画、26年4月竣工予定
鴻池運輸は11月28日、グループの九州産交運輸(熊本市)が佐賀県鳥栖市に、定温・保冷倉庫や危険物倉庫を備えた新拠点「鳥栖定温流通センター(仮)」を開設すると発表した。
2024年9月に着工しており、竣工は26年4月の予定。同月中に稼働を始める。倉庫部分は地上4階建てで、延床面積は3万1336㎡を想定している。

竣工イメージ(プレスリリースより引用)
「物流2024年問題」による輸送力不足の影響で、福岡市近郊から九州全域への配送が今後さらに困難になると見込まれているのを踏まえ、長崎自動車道の鳥栖ICから0.5kmの好立地に位置し、九州全域に効率的な配送が可能な同拠点を主力配送拠点として運用する。
半導体関連企業の進出で注目を集める熊本都市圏へのアクセスにも強みを持つ。今後の物流需要増加をカバーしたい考え。
同センターの開設に伴い、既存の中九州センター(福岡県小郡市)、鳥栖センター(佐賀県鳥栖市)、鳥栖コンテナ事業所(佐賀県鳥栖市)の3拠点は閉鎖し、倉庫機能を同センターに集約して物流効率化を促進する。
| 名称 | 鳥栖定温流通センター(仮) |
| 延床面積 | 31,336㎡(事務所を除く) |
| 規模 | 鉄骨造り 4階建倉庫 |
| 特徴 | ・倉庫内バース36台 ・危険物倉庫(別棟 297㎡) ・倉庫内バース入退場時の安全装置を設置 ・GDPガイドラインに準拠(適温・セキュリティ管理・防虫防鼠) ・BCP対応(耐震構造、太陽光発電システムと非常用発電機を完備) |
| 稼働開始日 | 2026年4月 |
| 所在地 | 佐賀県鳥栖市姫方町567-1 |
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用



