貨物の特性データ基に搬出日予測など立案
三井倉庫と三井E&S、日立製作所の3社は12月2日、AIを活用したコンテナターミナル運営の効率化に向け、三井倉庫が運営を担っている「神戸港六甲RC2コンテナターミナル」で、日立のAIが算出した搬出日予測・配置計画・荷役手順に基づき、三井E&Sの荷役シミュレータによる事前検証を経て11月に現地実証を開始したと発表した。
3社は国土交通省が実施する港湾技術開発制度における技術開発業務(令和5~7年度)を受託しており、今回の取り組みもその一環。
三井倉庫が有するコンテナターミナル運営のノウハウを活用しながら、日立のAI技術を駆使してコンテナ貨物の特性データを基に搬出日予測、コンテナ配置計画、荷役作業手順計画を立案。三井E&Sが開発した荷役シミュレータを使って計画の効率性を検証・評価し、実運用に進めていきたい考え。

技術開発の概要

実証風景(AI による荷役前のシミュレータ事前検証)

AIによる荷役計画のシミュレーション画像
(藤原秀行)※いずれも3社提供


