物流関係の被害報告は現時点でなし
青森県東北沖を震源とする強い地震の影響で、JR東日本は12月9日、東北新幹線の一部区間で運転を見合わせた。同日午前8時現在、盛岡~新青森駅間の上下線で運転をストップさせている。点検作業を続けており、運転再開の見込みは立っていない。
気象庁は地震の規模について、マグニチュード(M)を7.6から7.5、震源の深さを50kmから54kmに修正した。また、北海道・東北の太平洋沿岸に出していた津波の警報・注意報は全て解除した。
在来線は青い森鉄道の三沢駅~小川原駅間で線路の継ぎ目ボルトの折損などが起き、同日午前6時現在、復旧作業のため全線で運転を見合わせている。国土交通省によれば、同日午前5時時点で6事業者・21路線が運転を見合わせている。
また、八戸自動車道などの高速道路・自動車専用道の一部区間で通行止めになったが、現在は解除が進んでいる。国道は各地で通行止めが起きている。
空港は新千歳空港で被害が見られず、通常の運用となっている。三沢飛行場、青森空港、函館空港などは被害状況を確認中という。航空機の運航への大きな影響は見られない。
物流関係では、同日午前5時現在、国交省に被害情報は寄せられていないという。
(藤原秀行)


