インドネシアのテラドローン子会社入居ビルで火災、従業員22人死亡

インドネシアのテラドローン子会社入居ビルで火災、従業員22人死亡

バッテリーから引火か、警察が現地CEOを事情聴取

テラドローンによると、12月9日午後零時10分ごろ、インドネシアのジャカルタで、テラドローンの現地子会社「Terra Drone Indonesia」(テラドローンインドネシア)が入居しているオフィスビルで火災が発生した。

現地メディアの報道などによると、12月12日までに22人の死亡が確認された。

テラドローンによれば、犠牲者は全てテラドローン子会社の従業員で、男性が7人、女性が15人だった。現地法人は東南アジアでドローンによる測量などのサービスを展開している。

テラドローンは出火について、ドローン用のバッテリーから引火したのが原因の1つと考えられていると説明。

また、現地メディアなどがテラドローン子会社のCEO(最高経営責任者)を過失致死傷の疑いで逮捕したと報じたことについて、テラドローンは12月12日、「当社が現時点で確認しているのは、CEOが当局より事情聴取を受けているとの情報であり、逮捕の有無を含む事実関係については引き続き確認を進めています」と解説。

「本件事態を厳粛に受け止め、当局の捜査に全面的に協力してまいる所存です。関係者の皆様には、ご心配およびご迷惑をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。

(藤原秀行)

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