サプライチェーンの構築・強化を促進、物流需要獲得図る
日本通運と長瀬産業は12月16日、インド・ドレラ地区で半導体前工程向けの半導体材料の供給で連携すると発表した。12月8日付で覚書を締結した。
グローバルで半導体の物流を担う日通と、インドで幅広く事業展開している長瀬産業が組み、インドで危険品を含む半導体材料の輸送・保管業務に関する知見を深化させ、需要を着実に獲得したい考え。
ドレラ地区は半導体工場への投資が急速に進んでおり、両社で半導体のサプライチェーン構築や現地顧客との関係強化を進める。
長瀬産業グループは1964 年にインド現地法人を立ち上げて以来、60年にわたって化学品、ライフサイエンス、樹脂、自動車、エレクトロニクス産業分野を中心に、インド国内の需要と国外向けソーシングの双方に対応した商社機能を軸に幅広く事業を展開、ネットワークを構築してきた。今年12月にはインド国内5つ目の拠点となるプネ支店を開設するなど、拠点拡大や人員増強を図っている。
NIPPON EXPRESSグループも現経営計画で半導体を重点産業に位置付け、物流サービスンの強化を目指している。同時に、インド市場を最重要拠点の1つとみなし、インド国内の39都市に103の営業所と60の倉庫(総面積約449万9000平方フィート)を展開し、在庫管理、検品、組立、輸出梱包、通関代理などEnd to End の物流サービスを提供している。

半導体材料供給のイメージ(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)









