阪急阪神不動産とCREがベトナム北部で参加の物流不動産開発プロジェクト、2万㎡の物件が新たに竣工

阪急阪神不動産とCREがベトナム北部で参加の物流不動産開発プロジェクト、2万㎡の物件が新たに竣工

総賃貸面積は約16万㎡に到達

阪急阪神不動産とシーアールイー(CRE)の両社は12月19日、シンガポールの不動産会社Sembcorp Development(セムコープ・デベロップメント)と共同で、ベトナム北部・中部で展開している物流不動産の開発・運営プロジェクトのうち、ベトナム北部のVSIPハイフォン複合都市・工業団地内の「セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)」が竣工したと発表した。

ベトナムで、セムコープグループのセムコープ・インフラ・サービスを通じて運営している竣工済みの物流不動産の中で、初の2階建て倉庫となる。1棟当たりの賃貸面積は約2万㎡で過去最大という。



ベトナムで竣工済みの物流不動産は、北部ハイフォン市内の6棟と中部の6棟(クアンガイ省内、ゲアン省内の各3棟)を合わせて計12棟・総賃貸面積約16万㎡に達している。

現在建設中で、2026年冬ごろに竣工予定のセムコープ ロジスティクスパーク(ディンブー)の5棟が竣工すると、合計17棟・総賃貸面積は約24万㎡に拡大する。

本物件の概要
【プロジェクト名称】 セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)
【敷地面積】 約23,000㎡(約7,000坪)
【建物構造】 地上2階建
【棟数】 1棟
【賃貸面積】 約20,000㎡(約6,000坪)
【着工】 2024年10月
【竣工予定】 2025年11月


セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)外観

物件が立地しているハイフォンは港や空港に近接しているほか、ハノイと主要幹線道路で結ばれており、アクセスが優れていることから、広域物流拠点として高い優位性を持つとみている。

同工業団地はベトナム・シンガポール両政府による支援の下で開発が進められており、設備などハード面が充実していることに加え、質の高いカスタマーサービスを提供していることなどが、高く評価されているという。




ⒸOpenStreetMap contributors(opendatacommons.crg)(一部加工)/道路名(桃色線):ハノイ~ハイフォン間 高速道路


ベトナムの物流不動産の竣工済物件一覧

(藤原秀行)※いずれも両社提供

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