収容能力3万2264トン、21年1月完成予定
横浜冷凍(ヨコレイ)は8月2日、福岡市のアイランドシティで新たな物流拠点「アイランドシティ物流センター(仮称)」を開発すると発表した。同日、現地で起工式を執り行った。
新拠点は地上4階建て、延べ床面積2万7206平方メートル、収容能力3万2264トン(F級3万1593トン、C級671トン)を計画。完成は2021年1月を見込む。国際物流拠点として機能強化が進むアイランドシティに拠点を構え、輸出入関連の物流需要を確実に取り込みたい考えだ。
「アイランドシティ物流センター(仮称)」の完成イメージ(ヨコレイ提供)
高効率の自然冷媒冷凍機を導入するほか、電動式移動ラックやカーゴナビゲーションシステム、トラック予約受付システムも採用。庫内スタッフやトラックドライバーの負荷軽減に努める。
起工式では同社の吉川俊雄会長が「近年物流の地図が刻々と変わる中、博多港は世界のハブ港として重要な地域となっている。世界のハブ港のバックアップ施設として、当社もお客さまも期待している。世界に自慢できる物流センターとしたい」と抱負を述べた。
起工式であいさつする吉川会長(ヨコレイ提供)
(藤原秀行)