三菱重工業グループ、「自走式舶用旅客搭乗橋」を横浜市に納入

三菱重工業グループ、「自走式舶用旅客搭乗橋」を横浜市に納入

大型クルーズ船に対応、発電機搭載で環境配慮

三菱重工業は1月21日、グループの三菱重工交通・建設エンジニアリング(MHI-TC、東京都港区芝)が、自走式の舶用旅客搭乗橋「Mitsubishi Marine Bridge」(MMB)を横浜市に納入したと発表した。

三菱重工業の三原製作所(広島県三原市)で製造し、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで1月13日に供用をスタートした。



大さん橋に着岸する大型クルーズ船にも対応可能で、MHI-TCが自走式のMMBを納入するのは初めて。

MMBは、天候や気温の影響を受けにくく、安全で安心かつ快適な旅客の移動を実現できると見込む。

旅客が岸壁に降りる必要がないため、セキュリティーの確保や岸壁のスペースの有効活用も可能とみている。

自走式MMBの自動運転機能は、空港用の旅客搭乗橋PBB(Passenger Boarding Bridge)の完全自動装着システムの技術を応用して開発した。


MMB

MMBの前方と後方にそれぞれ8輪の独立操舵の走行装置を搭載して自走を実現。岸壁の先端を転回できるため、今回は大さん橋ふ頭の「新港ふ頭」側と「山下ふ頭」側双方の岸壁で運用することが可能。



ターミナル側の異なる装着位置や、船舶側の異なる舷門位置などに、柔軟に装着可能。さらに、MMBの前方と後方の走行装置には、それぞれ発電機を搭載しており、外部からの電源供給が不要。環境配慮により、架橋時は陸電供給に切り替えられるという。

岸壁の上にレールなどを整備する必要がなく、荷役作業や関係車両の通行などで岸壁の上を有効に活用できるよう配慮している。


大さん橋で供用を開始したMMB(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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