既存のヘリポート活用を想定
SkyDriveは2月24~28日、東京都や三菱地所、兼松と連携し、東京・有明の東京ビッグサイト臨時駐車場で、SkyDriveが開発している「空飛ぶクルマ」のデモフライトを公開した。
東京都内でSkyDriveが空飛ぶクルマ実機のデモフライトを実施し広く公開したのは初めて。これまでにも2025年開催の大阪・関西万博会場などで行ってきた。
飛行した「SkyDrive式SD-05型」はeVTOL(電動垂直離着陸機)で、パイロット1人と乗客2人の3人乗り。全長約11.5m、全幅約11.3m、高さ約3m(ローターを含む)。12基のモーターとローターが回転して離着陸する。最高速度は時速100km、航続距離は15~40kmを想定している。

デモフライトをお披露目した「SD-05」

飛行する「SD-05」
デモフライトはビルなどの屋上のヘリポートを利用することを想定し、臨時駐車場の20m四方のスペースを離着陸場に設定。2月28日は臨時駐車場を垂直に離陸した後、海上まで約150m飛行してから180度旋回し、元の場所に再び着陸した。機体には誰も乗らず、上空10~20mほどのルートを自動制御とリモート操縦で飛行した。
デモフライトの期間中、臨時駐車場には英Skyports(スカイポーツ)の協力を得て、トレーラーハウスを使った搭乗ターミナルを設け、将来の「エアタクシー」としての旅客輸送を想定して搭乗までの流れを疑似体験できるようにした。
SkyDriveは空飛ぶクルマが電動のため、ヘリコプターに比べ地上で体感する騒音は3分の1以下に抑えられると説明。機体が軽く、ビルの屋上などの既存ヘリポートを離着陸に使えることなどもメリットと強調している。
SkyDriveは引き続き、機体の量産と商用運航に不可欠な、安全基準に適合していることを示す「型式証明」の取得を目指す。
(藤原秀行)











