攻撃受けたカタールのLNG輸出能力17%低下、被害修復には3~5年

攻撃受けたカタールのLNG輸出能力17%低下、被害修復には3~5年

国営石油大手CEOが説明、欧州・アジア市場への供給に影響懸念

カタールの国営石油大手カタール・エナジーは3月20日、LNG(液化天然ガス)の輸出・生産拠点を置いている同国北部のラスファンが2度、イランからとみられるミサイル攻撃を受け、X(旧ツイッター)の公式アカウントを通じて被害状況を公表した。

カタール・エナジーのCEO(最高経営責任者)を務める同国のサアド・アル・カービ・エネルギー担当相は、ミサイル攻撃でカタールのLNG輸出能力が17%低下し、年間収益の損失が約200億ドル(約3兆円)に達すると見込まれると説明。



「生産施設の深刻な被害の修復には3~5年かかり、(供給義務を免れる)フォースマジュール(不可抗力)を長期間宣言せざるを得なくなるだろう。一部の長期LNG契約は最大5年間宣言しなければならないことを意味する」と予想。欧州とアジアの市場への供給に影響が出ると懸念している。

攻撃で14基あるLNGプラントのうちの2基が損傷。年間生産能力は2基で計1280万tに達するとという。

(藤原秀行)

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