日本ロジテム、ハクオウロボの自動フォーク活用しエレベーター連携で階間搬送を自動化

日本ロジテム、ハクオウロボの自動フォーク活用しエレベーター連携で階間搬送を自動化

建物を改修せず実現、1時間当たりのパレット搬送数増など成果

ハクオウロボティクスは4月22日、日本ロジテムの所沢営業所(埼玉県所沢市)がハクオウロボ製自動フォークリフト「AutoFork」(オートフォーク)を活用し、エレベーター待機時間が発生していた縦搬送工程の自動化を実現したと発表した。


搬送中の「AutoFork」




エレベーターへの格納シーン

日本ロジテムは首都圏を中心とした物流需要の拡大を背景に、フォークリフトオペレーターの確保が年々困難になっており、加えて作業者の高年齢化も進行していた。

所沢営業所のような多階層施設は1階と3階を結ぶエレベーター搬送でオペレーターが昇降の指示や荷積み・荷降ろしに対応する必要があり、その間の待機時間が発生することで、作業効率を低下させる大きな要因になっていた。

今回の導入では、AutoForkと既存エレベーターを連携させることで、建物の改修を行うことなく自動縦搬送を実現。AutoForkが自らエレベーターを呼び出し、荷物を積み込み、目的階へ自動搬送することで、これまで人手に依存していた搬送工程を大幅に効率化することに成功した。

別フロアから監視カメラ映像を確認しながらタブレット経由で搬送指示を行う遠隔操作も導入し、AutoForkの稼働状況に応じた柔軟なオペレーションを可能にした。

導入は国土交通省の「物流DX推進実証事業」の補助金を活用して実施。ハクオウロボが計画策定からエレベーター会社との技術調整、効果検証に至るまで一貫して支援した。



導入後の効果として、エレベーター待機時間を解消できたことで、検品と搬送の並行作業が実現し、施設全体の作業時間は従来の8時間から7時間に短縮できた。

さらに、1時間当たりのパレット搬送数も10パレットから12パレットへ向上し、拠点全体の生産性向上に寄与している。搬送業務に従事していた人員も最適化が進み、作業の効率化につなげられているという。

加えて、タブレットから簡単に搬送指示を出せる仕組みにより、フォークリフトの運転業務を伴わない形で運用が可能となり、性別や年齢、経験を問わず多様な人材が活躍できる環境づくりにも貢献しているという。

(藤原秀行)※いずれもハクオウロボティクス提供

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