半導体・電子部品扱う製造業、調達部門責任者の8割以上が26年以降の供給に不安やリスク覚える

半導体・電子部品扱う製造業、調達部門責任者の8割以上が26年以降の供給に不安やリスク覚える

KUMU Works調査、原材料・エネルギー価格や物流コストの上昇が課題

電子部品・半導体業界に特化した営業・マーケティング支援事業などを手掛けるKUMU Works(クムワークス、東京都港区虎ノ門)は4月21日、半導体・電子部品を扱う製造業の調達部門責任者(20~60代の男女)を対象に実施した「製造業の半導体・電子部品調達リスクに関する調査」の結果を公表した。

調達で抱えている課題のトップ3は「原材料・エネルギー価格の高騰」「物流コストの上昇・配送遅延」「為替変動による調達コスト増」で、調達安定化に向けて実施している主な取り組みはサプライヤーの複数化や調達契約の見直しが目立った。



また、調達部門責任者の8割以上が、2026年以降の半導体・電子部品供給に不安やリスクを感じていることも分かった。

<調査概要>
調査期間:2026年3月11~13日
調査方法:インターネット調査
調査対象:半導体・電子部品を扱う製造業の調達部門最終責任者(20~60代の男女)
調査人数:325名
モニター提供元:RCリサーチデータ
※回答比率は小数点第2位を四捨五入しているため、回答比率の合計は100.0%にならない場合がある

「自社の半導体・電子部品調達における、現在の課題は何か」を尋ねたところ、1位が「原材料・エネルギー価格の高騰」で49.9%、2位が「物流コストの上昇・配送遅延」で40.3%、3位が「為替変動による調達コスト増」で37.9%となった。

「半導体・電子部品調達を安定化させるために、現在実施している取り組みは何か」への回答は「サプライヤーの複数化(マルチソース化)」が41.2%でトップ。2位が「調達契約の見直し(長期契約締結など)」で34.8%、3位が「設計変更による代替部品の採用」で32.0%だった。

「2026年以降の半導体・電子部品供給について、不安やリスクを感じるか」を聞くと、「非常に強く感じている」で40.6%、「ある程度感じている」で40.3%に上り、併せると8割に達した。「あまり感じていない」は14.2%にとどまった。

不安やリスクを感じている製造業の調達部門責任者を対象に「現在、自社で半導体・電子部品のリスク情報は、主にどのように収集・管理されているか」を質問した結果、首位が「メーカーや代理店からの都度の連絡に依存している」で26.2%、2位が「自社の基幹システム(ERP・PLM等)内で管理している」で23.2%、3位が「外部の専門データベースや専用ツールを導入して管理している」で18.6%と続いた。



同じく不安やリスクを感じている製造業の調達部門責任者に「2026年以降の半導体・電子部品の供給リスクに備え、自社が今後特に強化していきたい領域はどれか」を答えてもらったところ、トップが「調達部門と設計・開発部門との連携」で44.1%、2位が「供給途絶リスクへの対応力」で40.3%、3位が「デジタル技術を活用した情報収集の自動化・効率化」で35.0%だった。

(藤原秀行)※いずれもKUMU Works提供

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