同県初、5区画の工業団地も開発し製造拠点や研究所のニーズも対応
大和ハウス工業は9月26日、福島県郡山市の工業団地内で平屋建てのマルチテナント型物流施設「DPL郡山Ⅰ」が完成、10月1日に本格稼働を開始すると発表した。
同社としては福島県で手掛けた初のマルチ型施設で、同県の「中通り」地区で最大規模となる。
総投資額は約65億円で、延べ床面積は3万7967平方メートル。東北道の郡山ICから約9・7キロメートル、郡山南ICから約9・3キロメートル、磐越道の郡山東ICまで約10・5キロメートルと、東北全域へのアクセスが容易なのが強み。約5300平方メートルから賃借可能で、最大6テナントの入居に対応できる設計としている。
隣接地には5区画の工業団地を造成。物流施設だけでなく、製造拠点や研究所のニーズにも応えられるようにしている。
大和ハウスは工事中のものを含め、全国で231カ所、総延べ床面積約700万平方メートルのマルチ型物流施設の開発を手掛けている。
(藤原秀行)