PALTAC、埼玉・杉戸町でAIやロボット駆使し省人化・自動化徹底した新センターが完成

PALTAC、埼玉・杉戸町でAIやロボット駆使し省人化・自動化徹底した新センターが完成

先端物流システムは新潟拠点の規模5倍に、年間出荷能力1200億円を計画

PALTACは10月10日、埼玉県杉戸町で新たな物流拠点「RDC埼玉」が完成したと発表した。総投資額は230億円で、11月に稼働を始める。

AI(人工知能)やロボットなどの先端技術を積極的に活用した物流システム「SPAID」を展開し、業務の省人化・効率化を徹底しているのが特徴。SPAIDは新潟の既存拠点「RDC新潟」の約5倍の規模に拡大し、年間出荷能力は1200億円を計画。「RDC新潟」より出荷効率は向上し、出荷単位当たりの初期投資コストは半減させている。


「RDC埼玉」の全景(PALTACプレスリリースより引用)

「RDC埼玉」は圏央道の幸手ICから自動車で約8分。延べ床面積が4万5374平方メートル、うち自動倉庫は4600平方メートルに及ぶ。自動入庫検品システムやAIケースピッキングロボット、AIケースローディングロボットを展開し、ケースの入出荷の中で重量物を扱う過程は大半を自動化。入荷予約システムなども併用し、トラックの待機時間削減を図ることで、ドライバーの負荷軽減など働きやすい環境を実現する「ホワイト物流」を推進する。

AIピースピッキングロボットはRightHand Roboticsと協働し、商品保管トレーからのピッキングを自動化。AIによる学習機能を生かし、取り扱う商品のデータをシステムに事前登録したり、商品ごとに把持操作プログラミングを行ったりする手間を省けるようにしている。

AIケースローディングロボットはMUJINと連携。ケース出荷時の積み付けを自動化し、世界で初めて、同一ロボットで3種別以上の出荷マテハン機器に積みつけられる機能を持たせている。

AIケースピッキングロボットはKyoto Roboticsとタッグを組み、パレット自動倉庫からの重量ケース出庫作業を自動化。世界最速の1時間当たり700ケースをピッキングできるという。

BCP(事業継続計画)にも配慮し、建屋は免震構造を採用したほか、サーバーを二重化して有事にもシステムが全面停止しない設計を取り入れている。

(藤原秀行)

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