資金調達も実施、累計約20億円に
トラックと軽貨物のマッチングサービス「PickGo」などを手掛けるCBcloudとJR東日本グループでスタートアップ企業支援を手掛けるJR東日本スタートアップ(東京)は10月15日、資本提携契約を締結したと発表した。
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CBcloudが蓄積してきたマッチングに関する経験やノウハウと、JR東日本グループが持つ駅や鉄道などの膨大なインフラを組み合わせ、新たな事業の創出を図る。具体的な出資額や出資比率は開示していない。
両社は「今後はCBcloudの配送マッチングプラットフォームを活用し、鉄道を利用いただいたお客さまの手ぶら観光を推進すべく、既定のルートや時間にとどまらない柔軟な物流サービスを検討していく」などと説明している。
CBcloudは併せて、今回のJR東日本スタートアップと琉球銀行系のBORベンチャーファンド1号投資事業有限責任組合、沖縄タイムス社の計3社を引受先とする第三者割当増資を実施、経営が安定化してくる時期「シリーズB」のエクステンションラウンドとなる資金調達を9月20日に完了したことも公表した。16年9月からの融資を含む累計資金調達額は約20億円に達した。CBcloudは沖縄のファンドや地元紙との連携により、沖縄県経済への貢献を目指す。
同社はこれまでにも、ソフトバンクなどから資金調達してきた。
資本提携したCBcloudとJR東日本スタートアップの幹部ら(両社提供)
(藤原秀行)