安全に飛行可能な専用空路の設定をサポート
ドローン(無人航空機)の安全飛行支援を手掛けるスタートアップ企業のトルビズオン(福岡市)は10月24日、茨城県つくば市で2019年度中に行われるドローンの配送トライアルに参加すると発表した。
トルビズオンの提案が同市の「令和元年度つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業」に採択された。ドローンの離着陸が可能な「ドローンポート」を同市の各所に設置し、それぞれのドローンポート間を往来できるようにするため、トルビズオンが安全に飛行可能な空路の設定をサポートする。関係者は今回のトライアルで課題などを検証し、早期の実用化を目指している。
トルビズオンは、ドローンの空中使用権を取引する専用ウェブサイト「sora:share(ソラシェア)」を展開している。今後は東南アジア諸国連合(ASEAN)のエリアでも利用を働き掛けていく考え。
事業の最終審査会後の撮影に応じるつくば市の五十嵐立青市長(左)とトルビズオンの清水淳史COO(最高執行責任者、同社提供)
(藤原秀行)