帝人とシップヘルスケアHD、RFIDタグで医療機器やガーゼなど適正管理できる物流支援システム開発

帝人とシップヘルスケアHD、RFIDタグで医療機器やガーゼなど適正管理できる物流支援システム開発

安全性確保や正確なコスト把握可能に

帝人とシップヘルスケアホールディングス(HD)傘下の小西医療器(大阪市)は10月23日、病院で用いる医療機器やガーゼ、手術用糸といった医療材料をRFIDタグで適正に管理できるシステムを開発したと発表した。

既に大阪市の北野病院で導入しており、2020年度以降はシップヘルスケアHDが物流管理を請け負っている病院約50カ所などに展開していきたい考え。

外部の倉庫で医療機器などにRFIDタグを貼付し、病院で棚に設置しているタグの回収箱「レコファインダー」に入れると情報を自動で読み取る。どの患者にどんな医療材料を使ったかを正確に把握できるため、適正な発注や安全性の確保、正確なコストの把握につながる。

システムを駆使することで、5年以内に医療機器など対象の品物全体の管理・作業工数を半減させることを目指す。


「レコファインダー」の使用イメージ


システムの稼働イメージ※クリックで拡大(いずれも帝人などのプレスリリースより引用)
(藤原秀行)

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