乾汽船、前社長・新悟氏がアルファレオの再登板推奨に「抗議」と発表

乾汽船、前社長・新悟氏がアルファレオの再登板推奨に「抗議」と発表

質問への回答は不十分と反発

乾汽船は10月29日、筆頭株主の投資運用会社アルファレオホールディングス(HD)が臨時株主総会の乾康之社長解任などを求めていることに関連し、同社に送った質問状への回答が届いたのを確認したと発表した。アルファレオも同28日、回答したことを開示していた。

乾汽船筆頭株主のアルファレオ、前社長・乾新悟氏の再登板を要求

乾汽船はアルファレオに対し、経営をめぐる考えの相違点などをただしていた。一方、アルファレオは回答の中で、康之社長を「定量的にも定性的にも代表取締役を担う資質に欠けると言わざるを得ない」などと厳しく批判、あらためて解任の必要性を訴えていた。また、乾汽船が決算内容を開示するよう求めたのには「情報を提出する義務はないと思料される」と拒否していた。

乾汽船はこの回答について「事実との相違、憶測、揶揄(やゆ)などを多く含み、回答しては十分ではない」と非難。

また、アルファレオが回答の中で、合併前の旧乾汽船で社長を務めた乾新悟氏(現乾汽船顧問、康之氏の実兄)が再び社長に再登板するよう要望していることをめぐり、乾汽船は新悟氏のコメントを発表した。アルファレオとは全く面識がないと強調した上で「当人である私の意思確認を何らすることなくみだりに名前が出されたことに対して当惑している」と説明。

「あたかもお家騒動があるかのごとく、背景を描きたいのかもしれないが、私は現経営陣が率いる乾汽船を熱心に応援する1人。私の氏名を使った(アルファレオの)情報発信に抗議する」と説明している。さらに「本人の承諾を得ていないにもかかわらず、その者を取締役候補者として挙げ、臨時株主総会の開催を請求するとするこのようなやり方は、いたずらに企業経営に混乱を招くものであり、株主さま共通の利益に反し、乾汽船の企業価値向上に資するものとは到底考えらない」と強い不快感を示し、アルファレオとの関係を強く否定した。コメントの文書には新悟氏直筆のものとみられるサインが記されている。

(藤原秀行)

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