自律走行型で物流施設への導入も推進中
森トラストは9月14日、米シリコンバレーのロボット開発スタートアップ企業「サビオーク」に出資したと発表した。
サ社が開発・販売する自律走行型搬送ロボット「Relay」(リレイ)を保有施設で活用する実証実験やオフィスビルなどで24時間利用できる新機能の共同開発も視野に入れるなど、出資を通じてさまざまな形での連携を想定している。
リレイはセンサーマッピングによる自律走行やエレベーターを使った階移動が可能。既に米国では複数の外資系ブランドホテルに採用されている。ロジスティクス関連施設や病院などへの導入も推進しており、今後より一層の活用シーン拡大が見込まれる。
森トラストは中長期経営ビジョンで投資総額200億円の「新イノベーション投資戦略」を掲げており、今回が初の海外企業への直接投資となる。
今後も都市開発事業者の立場・視点から人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)を用いた新しいライフスタイル、多様な働き方の創出を目指していく。
(鳥羽俊一)
自律走行型搬送ロボット「Relay」(森トラストウェブサイトより)