物流施設投資「今後も成長の余地あり」

物流施設投資「今後も成長の余地あり」

不動産証券化協会・杉山会長が市場動向を展望

不動産証券化協会の杉山博孝会長(三菱地所会長)は11月20日、東京都内で開いた理事会後の記者会見で、2020年も不動産投資市場は引き続き順調に成長すると展望した。物流施設に関しても活発な投資が見込まれるとの見解を示した。

杉山会長は2019年の不動産投資市場について「不動産そのもののファンダメンタルズ(基礎的条件)も好調だし、キャップレートも緩やかな低下を続けている中で、全般的には順調に来た」と指摘。20年については「世界経済の問題などあるので、必ずしも予断を許すわけにはいかないが、引き続き順調にいくのではないか。(完成が)東京五輪後の物件についても非常に(需要が)好調だ」と前向きな見方を明らかにした。

また、Jリートや私募リートの投資対象として物流施設の規模が増していることを受け「eコマースの(市場拡大)進展が非常に大きいと思うし、現状でも非常に需要がタイトという感じがしている。まだまだ(投資規模には)成長の余地があるだろう」と分析した。


会見に臨む杉山会長
(藤原秀行)

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