成長基盤拡大狙い、施設・車両の共有など推進へ
※富士ロジテックホールディングスが12月12日に発表した内容を踏まえ、一部差し換えました
センコン物流は12月11日、同業の富士ロジテックホールディングス(HD)と資本・業務提携契約を締結したと発表した。富士ロジテックHDも同12日、提携契約の締結を開示した。
東北を地盤とするセンコン物流と、関東や関西などで業務を展開する富士ロジテックHDが組むことで、成長基盤の拡大を図ることが可能と判断した。
センコン物流が富士ロジテックHDに対し、12月30日付で自社の普通株式を約2億9650万円で割り当てる。富士ロジテックHDのセンコン物流への出資比率は8・71%(議決権ベース)となり、第3位の株主に躍り出る。センコン物流は調達した資金を物流拠点の整備・改修や物流機器購入・リースに充てる計画。
業務提携の取り組みとして、両社は施設や車両の共有、物流システムの共同開発などを図る方向。相互で人的交流を進め、人材育成につなげたいとの狙いもある。今後、両社間で詳細を詰める。
(藤原秀行)