独ジャーマン・バイオニック、ビックカメラと物流拠点のパワースーツ活用で実証実験

独ジャーマン・バイオニック、ビックカメラと物流拠点のパワースーツ活用で実証実験

腰などへの負荷軽減狙い、家電製品に適した新デバイス開発も視野

荷物の上げ下ろしなどの作業時に装着して体への負荷を減らす「パワースーツ」の製造を手掛けているドイツのGerman Bionic(ジャーマン・バイオニック)は12月17日、家電量販大手のビックカメラと組み、物流拠点でパワースーツを使って作業補助し、従業員の業務負荷低減を図る実証実験を行うと発表した。

埼玉県東松山市と千葉県船橋市のビックカメラグループ物流拠点で、GB製のインテリジェント・パワースーツ「Cray(クレイ) X」を投入し、実施する。両拠点で11万平方メートルを超え、実店舗向けとEC用の両方の商品を取り扱っている。

Cray Xは電子モーターなどを活用して荷物の持ち上げといった作業を支援、腰などへの負荷を軽くする仕組み。両社は実験を重ねることで、家電機器の取り扱いに適した新たなサポート製品の開発も視野に入れている。



「Cray X」を使った作業の様子(ジャーマン・バイオニック提供)

(藤原秀行)

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