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シベリア鉄道の貨物輸送、コストは海上比1・5倍かそれ以上に

シベリア鉄道の貨物輸送、コストは海上比1・5倍かそれ以上に

国交省などの実証事業で確認、輸送品質は一部で突発的衝撃も

国土交通省は12月26日、シベリア鉄道を使った貨物輸送の実証実験結果に関する検証内容を発表した。

今回行った3件のパイロット輸送について、貨物輸送コストが海上輸送に比べて1・5倍かそれ以上になったと指摘。ただ、取扱量に応じて値引きするボリュームディスカウントの可能性があるとの見解を示した。輸送品質はおおむね良好だったが、「一部貨物について継続的な軽度の揺れや突発的な衝撃が記録され、梱包に破れが生じた」と説明した。貨物自体への損傷はなかったという。

国交省はロシア運輸省やロシア鉄道と協力し、航空や船舶に続く新たな国際輸送ルートとしてシベリア鉄道を活用することを目指している。詳細な分析結果は19年度中にあらためて公表する予定。

今回のパイロット輸送は日新、東洋トランス、日本通運の3社が物流事業者として参加しており、荷主は日新がマキタで電動工具や部品、日新が日触物流でアクリル系ポリマー、日本通運がキトーや信越電装などで自動車部品や輸送容器といった貨物をそれぞれ扱った。

手続きについては、危険物の積み込み方法に関する明確な基準が公表されておらず「積み出し港でコンテナへの積み込み直しが発生した」と報告。リードタイムや通関手続きは大きな問題が確認されなかったという。

(藤原秀行)※写真はイメージ

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