危険物倉庫など新増設で10月11日に竣工式
三菱ケミカル物流(MCLC)はこのほど、埼玉県加須市内で危険物倉庫(温度管理対応)および立体倉庫が完成したことを明らかにした。
昨年より建設工事を進めていたもので、10月11日に現地で竣工式を行う。営業開始は11月からを予定している。
化学品の需要が高まっている関東エリアにおける物流網増強の一環として、同市で1988年から操業している「首都圏ロジスティクスセンター」内に危険物4類倉庫(保管面積191坪=常温管理:97坪、25度管理予定:49坪、15度管理予定:45坪)を新設するほか、平屋倉庫1棟をスクラップ・アンド・ビルドにより多層階一般用倉庫(通称:4期倉庫、1572坪、4階建て)として増床・高機能化させる。
保管能力は前者が3328本(832パレット)、後者が4700トン。一般用倉庫は既存の2期および3期倉庫と合わせてフレキシブルコンテナバッグ換算で1万5000トンに拡大する。
MCLCは千葉、神奈川の自営倉庫に加え同センターを強化することで、首都圏を中心に引き合いが増加している危険品貨物への対応力と保管・輸送機能の向上を図るほか、全国ネットワークの基幹拠点として高品質で多様なサービスを提供していく考え。
(鳥羽俊一)
「首都圏ロジスティクスセンター」新倉庫外観イメージ
見取り図
関東圏全域をカバーする良好なアクセス
※画像は三菱ケミカル物流(MCLC)資料より