カンダHD子会社2社で不適切な立替金精算の疑い

カンダHD子会社2社で不適切な立替金精算の疑い

関与可能性の社長が辞任、決算発表延期

カンダホールディングス(HD)は1月31日、子会社で医薬品配送などを手掛けるカンダコアテクノとレキストの2社で、過去に不適切な立替金精算が行われた疑いがあると発表した。

カンダHDによれば、2018年4月から19年12月までの間、両社社長(カンダHD専務取締役など兼務)が事実と異なる領収書で立替金の精算を行った可能性があるという。金額は現在調査中と話している。社長は1月31日付でグループの役職を全て辞任した。

同社は「社外取締役、社外監査役、外部の弁護士により全容解明および原因の究明、同種の事案の有無について調査を行っており、調査次第では調査の対象範囲が広がる可能性もある」と説明、陳謝した。1月31日に発表予定だった20年3月期の第3四半期決算については、開示を延期した。

(藤原秀行)

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