住友ゴムがブラジルの商用車タイヤ工場建設で追加投資

住友ゴムがブラジルの商用車タイヤ工場建設で追加投資

41億円投じて日産能力を1000本に倍増へ

 住友ゴム工業はこのほど、ブラジルで進めている商用車用タイヤ工場の建設プロジェクトに約41億円を追加投資すると発表した。

 安定成長を続ける現地のトラック・バス用タイヤ需要に対応するため設備増強を図るもので、1日当たりの生産能力は当初計画の500本から1000本に倍増される。

 同社は現在、約84億円を投じてパラナ州のブラジル工場にてトラック・バス用タイヤの生産設備を建設中。

 輸入販売から現地生産に切り替えて安定供給と為替変動リスクを回避するのが狙いで、来年3月の稼働開始を予定している。生産は同10月より1000本体制に移行する。

 ブラジルの商用車用タイヤ市場は今後も年率2~3%程度の成長が見込まれることから、供給能力を整備・拡大して販売事業のさらなる強化を目指す考え。

(鳥羽俊一)

ブラジル工場の全景(住友ゴム工業ウェブサイトより)

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