日本郵便、東京・大手町の本社内でロボット配送のトライアル実施

日本郵便、東京・大手町の本社内でロボット配送のトライアル実施

社内便を所定場所へ自動で届け、エレベーターと連動し異なるフロア間を移動

日本郵便は3月3日、東京・大手町の本社オフィス内で、配送ロボット活用のトライアルを開始した。

日立製作所や日立ビルシステム、Drone Future Aviation(DFA)が協力。エレベーターと連動し、DFAの配送ロボット「YAPE」が異なるフロアの間を自律的に移動し、書類などを円滑に届けられるかを確認。ラストワンマイルの配送への適用の可能性を探る。日本郵便はまず、屋内でのロボット配送を実用化したい考えだ。

今回のトライアルでは、社内便を14階のメールセンタで積み込んだ後、配送ロボットがエレベーターを呼び出し、9階や6階のオフィスフロアの指定場所で自動的にストップ、社内便を受け渡した後、再びセンタへ戻るルートを設定している。

トライアルは当初、メディアに公開して実施する予定だったが、新型コロナウイルスによる肺炎感染が拡大している事態を踏まえ、日本郵便などの担当者らのみで実施した。トライアルは3月4日も行う予定。


オフィス内を移動する「YAPE」

社内便を受け渡し(いずれも日本郵便提供)

(藤原秀行)

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