半年ぶりに空席埋まり機能正常化へ
アスクルが3月13日に開催した臨時株主総会で、同社が提案した新たな独立社外取締役候補4人がいずれも当初予定通り選任された。
4人はのぞみ総合法律事務所パートナーの市毛由美子弁護士、インターネットでの大衆薬販売を手掛けるケンコーコム(現楽天)創業者の後藤玄利氏、麗澤大の髙巌教授、元IHI副社長の塚原一男氏。
アスクルの独立社外取締役は2019年8月の定時株主総会で、筆頭株主のヤフー(現Zホールディングス)と第2位株主のプラスが当時の岩田彰一郎社長と独立社外取締役3人の再任に反対、否決されたため空席となっていた。今回の候補4人については、ヤフーとプラスは賛成したとみられる。約半年を経て、アスクルの取締役会は機能が正常化へ向かうこととなった。
(藤原秀行)