伊藤忠や独船舶用エンジンメーカーなど6者、アンモニア主燃料の次世代環境船舶を共同開発へ

伊藤忠や独船舶用エンジンメーカーなど6者、アンモニア主燃料の次世代環境船舶を共同開発へ

日本が技術面で海運分野の温暖化対策リード目指す

伊藤忠商事は4月30日、今治造船や三井E&Sマシナリー、日本海事協会、伊藤忠エネクスと組み、独フォルクスワーゲン系の船舶用エンジンメーカー、MANエナジー・ソリューションズと共同で、アンモニアを主燃料としてCO2を排出しない次世代の船舶を開発すると発表した。

国際海事機関(IMO)が今世紀中のできるだけ早期に海運分野からの温室効果ガス排出量をトータルでゼロにする計画を打ち出すなど、海運の環境負荷抑制が強く求められている。伊藤忠とMANなどは、船舶用アンモニア燃料や供給設備の開発なども含め、国際的な技術として普及させることを目指している。日本が技術面で海運分野の温暖化対策をリードし、先行して取り組んでいる中国や韓国に対抗したい考えだ。

(藤原秀行)※写真はイメージ

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