エアロネクストとACCESS、物流に活用可能な高性能ドローンを共同開発へ

エアロネクストとACCESS、物流に活用可能な高性能ドローンを共同開発へ

安定飛行支援の重心制御技術など活用、20年1月以降の商用化目指す

ドローン(無人飛行機)開発を手掛けるスタートアップ企業のエアロネクスト(東京)は10月9日、ACCESSと産業用ドローンの普及促進へ戦略的な業務提携契約を結んだと発表した。

エアロネクストの安定した飛行を可能とする重心制御技術「4D GRAVITY」と、ACCESSの飛行制御ソフトウエアなどを組み合わせ、自律飛行が可能で物流に使える高性能の新型ドローン開発を目指す。

提携の一環として、両社は以前より連携関係にある農業機械メーカーの小橋工業と組み、「4D GRAVITY」を搭載した量産型の宅配専用ドローン「Next DELIVERY」の開発に取り組む。医療・精密機器の輸送、食事のデリバリーなど多様なドローン宅配を実現していきたい考えだ。2020年1月以降に実証実験を経て商用化を目指す。

新型ドローンは10月15~18日に千葉市の幕張メッセで開かれる国際産業展示会「CEATEC 2019」のエアロネクストブースで公開する予定。さらに、ドローンデータサービスの基盤構築を視野に入れ、エアロネクストのパートナー企業チェンジとも連携する方向。


「Next DELIVERY」の量産機イメージ

握手するACCESSの大石清恭社長(左)とエアロネクストの田路圭輔代表取締役CEO(最高経営責任者)(いずれもエアロネクスト提供)

(藤原秀行)

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